縁を培うEMPネットワーク

EMPについて語るとき、最初に私の頭に浮かんだのが「縁」という言葉です。EMP入学の直前まで上場企業のCFOをしていた私が、たまたまEMPの記事を見たのも何かの「縁」ですし、EMPを通じて素晴らしい経歴を持つ方々と交流を持てたこともひとつの「縁」だと思います。私にとって、こうした「縁」を育むことができた「出会いの場」の提供が、EMPで最もありがたかったことになります。

特に、40歳代で新たな友人ができたことは大きかったです。社会人になると、利害関係を外れたところで出会えた仲間は大変貴重です。学生時代と違って、立場を超えた付き合いは中々できません。EMPでは、相手の地位や立場とは関係なく、互いに一人の人間として向き合え、しかも、その関係が現在も続いております。様々な仲間との「縁」を取り持ってくれたEMPは、この上なくありがたい存在でした。

正直なところ授業は大変ですが、それに見合う対価はあります。EMPを受講しなければ、決して関わらなかった領域を学ぶことができたことも、その一つです。科学・歴史・哲学など、幅広い分野の最先端の学問・研究の一端に触れることで、明らかに自分の視野が広がり、広大な知識の海に対して気後れせず、何らかの取っ掛かりを得て挑むことができるようになりました。自分が知らなかった、さまざまな知識と出会う場もEMPならではです。

現在、私はEMPの仲間と一緒に立ち上げたスタートアップを経営しております。これもEMPが取り持つ「縁」のおかげです。この「縁」を大切にしながら、これからもEMPと深くかかわっていきたいと考えております。